学生時代ドーリス読んだ時は、ネットとか無くて、絵はきれいだけど、よくわからないポエムだらけのラブストーリーだなあ、絵はきれいだけどつまらん!
とか思ってたのですが、年を取るにつれ、実在の人物の人物をモチーフにしたメンヘラの話なのでは?というのに気付きその面白さを理解するみたいな漫画です。
絵はキレイなので、手元に常においては居るのですが~


内容はこんな感じ。
なんか似たような内容の叩き台の作品とかもあるらしく、それの総まとめみたいな本です。
高校生以上じゃないと、内容を完全に理解するのは難しいかもなあ

そこがまたいいんですが~
大学院生でエキセントリック美少女でリストカッターの蜜。
本屋でバイトしている普通のバンドマン・岸は蜜に一目惚れし、家に上がりこむ事に成功する。
蜜は岸に自分の印象を語らせ、一通り聞くと「ドーリスじゃなくてもいいの?」という意味不明な事を言う。
が、岸はラブアピールに必死で無視。
岸はバイトを休み、蜜に溺れる日々を過ごすが、蜜は相変わらずそっけない。
そんな時、蜜の家の留守電に知らない男からメッセージが入り、それを聞いた岸は
蜜に男がいるとがっくりし、仕事復帰する。
Dolisというタイトルの画集を見つけ、中を見るとどう見てもモデルは蜜。
岸は蜜にドーリスとは何か聞くが、蜜は笑って私の事だと言い、ドーリス=自分だと確信する。
それから蜜は、服装も言動もどんどん危ない人に。
岸は深入りすることに身の危険を感じるが、蜜との付き合いを止められない。
デカダンな生活を送る中、岸は、Dolisの画家に会う。
画家は、蜜は相手の理想の少女(=ドーリス)になりきる能力に長け、
それによって自我を保っているのだと言う。
少女のままの絵の中のドーリスに限界を感じ、新たなドーリスを探す蜜。そこに現れたのが岸だった。
そして、岸が蜜に何かを与えられる人間でないと指摘し、蜜を手放さないと二人とも破滅すると忠告する。
蜜の自傷行為はエスカレートし、二人ヒッキーになるが、とうとう岸ももてあまし気味。
そしてあっけなく車に轢かれて蜜死亡。
岸は蜜を救えなかった事を責めて廃人になり、療養施設で昔を懐かしむ。
本が出たころ、自称・蜜もいっぱい出たらしいよ。と、いうのが2chでの今の評価みたいです。2chより転載。
どうも感想などを読むと、メンヘラさん達には抉られる内容であるようです。
私が読んでいた当時はネットも普及していなかったから、メンヘラ的な存在の物語が身近に感じられなかったのでありきたりな破滅的NLだという評価に私的にしていたのですが、年を経るごとにこの話の綿密さが解ってきます・・・
まきてんてーは凄いなあ・・・・・・・・
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